アシリカル・解説

 
このお話は私がP社の懸賞応募に向けて創作した児童文学である。どうしてもアイヌ族を模した民族と神鳥の子供の話をどうしても作りたくって、『アシリカル』が誕生した。しかし、P社の児童文学賞には入ることはなかったが、こうして『あさぎえん』で発表することになった。
 書いている最中に四苦八苦も課せられたが、2010年末~2011年初頭を使って完成できた。完成作を見ると、昭和の雰囲気が漂い、完成してから13日後に起きた東北大地震とオーバーラップする作品になってしまった。皮肉なものである。
 さて、数少ないアイヌ系の資料や世界地図を取材して、アシリカルが生まれた訳だが、テーマは「アシリカルが見た世界」と「人間と非人間の友情」を扱っている。第1弾で発表したアシリカルの見た世界はほんの一部。アシリカル達がどこを旅するかは彼女たちが決めることであろう。